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宇部興産、山口・宇部ケミカル工場に肥料の新製造ライン建設

2016年4月18日

 宇部興産(東京都港区、山口県宇部市)は12日、カプロラクタムの副生物として生産する硫安の大粒化新製造ラインを建設すると発表した。

 新ラインは山口県宇部市の宇部ケミカル工場内に年間約6万tの製造能力を持ち、18年4月の稼動を予定。

 増産された大粒硫安は、JAグループを通じて単肥、BB肥料用の原料として全国の農家に供給する予定。これにより、高品質な国産大粒硫安の安定供給と農家の生産コスト低減が可能となる。

 今後、同社とJA全農は新ラインで増産された大粒硫安の出荷・管理を行う日本硫安サービス合同会社を16年5月に設立(宇部興産50%・JA全農50%)する。新ラインの稼動と同時期に合弁会社の貯蔵・出荷設備も完成し、出荷・管理業務を開始する計画。

■ 設備増設概要

所在地:山口県宇部市大字小串1978-10(宇部ケミカル工場内)
主な製造品目:大粒硫安
生産能力:年間約6万t
稼働予定:2018年4月

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