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クラレノリタケデンタル、三好工場に22億円投資/歯科材料増産

2023年12月20日

クラレグループのクラレノリタケデンタル(東京都千代田区)は18日、愛知県みよし市の三好工場で無機系歯科材料の生産能力を増強すると発表した。

 同社は、歯科材料の製造拠点として三好工場、新潟工場(新潟県胎内市)を保有している。三好工場では、ジルコニア製品、陶材などの無機系歯科材料を生産している。

 三好工場では現在、各製品とも生産量が増加基調にあり、今後の増産に対応するため、同工場内の建屋(総床面積約12,000㎡)に設備移設と能力増強投資を決定した。

 同社は、無機系歯科材料として、ジルコニア製品、陶材を主力製品として開発、製造販売している。いずれの製品も高強度、高審美性、高品質を強みとしており、特に近年では診療時間の短時間化を実現するジルコニアブロックの需要が高まり、北米を中心に売上を伸ばしている。

■ 設備投資概要

場所:愛知県みよし市三好町東山300
設備投資額:約22億円
増強能力:+60トン/年産(増強後の総生産能力 300トン/年産)
※将来のさらなる増強投資も視野に入れており、最大490トン/年産(現生産能力比+250トン/年産)に拡大可能。
稼働予定:2026年央

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