KHネオケム、千葉工場で設備投資
2024年1月11日
KHネオケムは12月27日、千葉工場の製造工程で発生するCO2の回収装置を新設すると発表した。
近年、地球温暖化に起因する自然災害の増加、カーボンニュートラルに向けた脱炭素要請の高まりなど、世界的に気候変動問題への取組みの重要性が増している。同社は、2050年のカーボンニュートラルを目指しており、そのマイルストーンとして、GHG排出量を2030年に2017年度比30%削減を目標としている。
同社のコア技術であるオキソ反応は、CO2を原料として使用しているが、今回の設備投資により、自社の製造工程から発生するCO2を原料として再利用することが可能になる。装置の回収能力は、千葉工場で使用しているCO2の最大約5割に相当し、カーボンニュートラルの実現に貢献するとともに、原料の安定調達やプラントの安定稼働にも寄与する。新設備は2025年1月の完工を予定している。
■ 設備投資概要
所在地:千葉県市原市五井南海岸11-1(千葉工場)
新設設備:CO2回収装置
回収能力:千葉工場で使用しているCO2の最大約5割
完工予定:2025年1月