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Jサーキュラーシステム、川崎市に首都圏最大級のプラスチックリサイクル施設

2024年1月12日

JFEエンジニアリングは9日、グループ会社のJ&T環境、東日本旅客鉄道(以下:JR東日本)とJR東日本環境アクセスの3社で、(株)Jサーキュラーシステムを共同で設立したと発表した。

 Jサーキュラーシステムは神奈川県川崎市で使用済みプラスチックリサイクル事業を目的に設立され、リサイクル施設の新設にあたり、昨年12月25日に起工式行い、1月4日から建設工事を開始した。

 同事業は、プラスチックリサイクルをはじめ多様な廃棄物リサイクルのノウハウを有するJ&T環境と、鉄道事業のほか駅ビル・エキナカ・ホテル等幅広く事業展開するJR東日本グループとの共同事業であり、使用済みプラスチックの再資源化を通じ脱炭素社会構築と循環型社会形成に貢献するもの。両グループが共同参画するリサイクル事業は神奈川県横浜市の(株)Jバイオフードリサイクルと宮城県仙台市の(株)東北バイオフードリサイクルにおける食品リサイクル事業(メタン発酵によるバイオガス発電事業)に続き3事例目となる。

 Jサーキュラーシステムが新設するプラスチックリサイクル施設は、首都圏最大級となる200t/日の使用済みプラスチック処理能力を有し、選別から再商品化まで一貫した事業を行う計画。同施設により、これまで焼却処理されていた使用済みプラスチック(一般廃棄物と産業廃棄物)を高度選別し、回収されたプラスチックは特性に応じマテリアルリサイクルまたはケミカルリサイクルの原料として再資源化を図る。また、川崎市や近隣自治体と共に「プラスチックにかかる資源循環の促進等に関する法律第33条(プラ新法)に基づいた再商品化計画」を作成し、プラスチックリサイクル一貫事業として国の認定を取得し、中間処理工程(選別・圧縮等)の合理化を目指す。

 同施設は2025年4月の本格稼働を目指し、2024年10月からケミカルリサイクル用原料製造施設(圧縮・固化)を先行稼働。その後、高度選別設備を稼働する計画。
また、今後増大する首都圏のプラスチックリサイクルニーズに対し、持続可能な資源循環を目的に川崎エコタウン内に立地するリサイクル事業者との連携による「地域連携資源循環」とJFEグループでのコークス炉化学原料利用等による「広域連携資源循環」の構築を目指す。さらに、リサイクル原料の輸送については船舶輸送等、モーダルシフトを推進する。

■ 設備投資概要

名称:Jサーキュラーシステム 川崎スーパーソーティングセンター
所在地:神奈川県川崎市川崎区水江町5番1号
処理能力:使用済みプラスチック 200t/日
起工式:2023年12月25日
建設工事開始:2024年1月4日
本格稼働予定:2025年4月

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