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東京計器、那須工場に防衛事業の新工場

2024年2月13日

東京計器は9日、那須工場敷地内に防衛機器を取り扱う工場棟を建設すると発表した。

 建設費は約15億円で、2024年12月の竣工を目指す。防衛事業における需要の増加や将来の新製品開発に対応する。生産体制の整備や防衛事業に今後必要となる人材の確保にも注力する予定。

 那須工場では、陸海空の自衛隊が保有する航空機や艦艇向けの搭載機器を多数手掛けてきた。昨今の防衛予算増額に伴い、同社防衛事業の受注は過去にない水準に達しており、那須工場では複数の施設や設備を有効活用しながら現在の需要に対応している。

 今回、今後数年間続くと予想される需要拡大への対応や将来の新たな製品開発を行うためには、現設備では不十分であることから、新工場棟を建設する。新工場棟は、目下の増産体制の構築や将来の新製品の開発・生産を取り扱うのに十分なスペースを有するほか、防衛事業の管理機能も併せ持つ。また、高断熱仕様とすることで空調効率の向上により温室効果ガス排出量の削減を図る。

■ 新工場概要

名称:防衛管理棟
所在地:栃木県那須郡那須町高久甲3-1(那須工場内)
投資額:約15億円
総床面積:5,580㎡
竣工予定:2024年12月

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