東京計器、那須工場に防衛管理棟竣工
2024年12月27日
東京計器は25日、那須工場敷地内に防衛機器を取り扱う「防衛管理棟」を竣工し、稼働を開始したと発表した。
那須工場では長年に亘って陸海空の自衛隊が保有する航空機や艦艇向けの搭載機器を多数手掛けている。昨今の防衛予算増額に伴い、同社防衛事業の受注残高は過去最高を更新しており、引き続き旺盛な需要が予想されている。増産へ向けた生産場所の確保や新たな製品開発の対応などに向け、建設費約15億円を投じて防衛管理棟を新設した。
新東では、増産体制の構築や将来の新製品の開発・生産を取り扱うための十分な広さを確保。さらに、防衛事業の管理・調達部署を集約し、スムーズな生産体制を実現する。また、GHG排出量削減に対応するため、屋上へ太陽光発電を設置可能とするほか、高断熱仕様とすることで空調効率を向上させ、消費電力を削減する。
■ 新工場概要
名称:防衛管理棟
所在地:栃木県那須郡那須町高久甲3-1(那須工場内)
投資額:約15億円
総床面積:5,580㎡
稼働開始:2024年12月25日