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Solariant Capital、鹿児島・中種子町にバイオマス燃料研究開発拠点

2024年3月5日

発電プロジェクト企画や管理を手掛けるSolariant Capital(東京都港区)は、鹿児島県熊毛郡中種子町にバイオマス燃料研究開発施設を新設する。

 Solariant Capitalは、米国カリフォルニア州に本社を置くSolariant Capital LLCの日本法人として、日本国内での再生可能エネルギー発電所の開発・投資を目的に2015年9月に設立された。設立以来、前身を含めグループ全体として太陽光発電所10か所(鹿児島県霧島市/41.3MW等)、大規模バイオマス発電所3か所(茨城県神栖市/50MW、愛知県田原市/50MW、広島県福山市/52.7MW)の開発を完了し、現在は、系統用大規模蓄電所開発とともにバイオマス燃料製造事業に注力している。

 今回のバイオマス燃料製造・実証試験設備設置計画は、日本で唯一サトウキビと杉の両方が調達可能な種子島で、サトウキビの搾りかす(バガス)や木質チップを活用したバイオディーゼル燃料を製造し、実証試験を行うことを目的としている。実証試験後は、商業プラントを建設し、2027年度から量産を開始する見込み。

■ 研究開発拠点概要

施設名:種子島バイオマス燃料研究開発施設(仮称)
所在地:鹿児島県熊毛郡中種子町納官字深久保4378番60
事業所面積:11,631.61㎡
新規雇用者数(計画):5名~10名
事業内容:バイオマス燃料製造事業
操業開始(予定):2024年12月

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