工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

SUS、静岡県掛川市の新工場稼働

2025年5月12日

SUSは9日、静岡県掛川市に国内3カ所目の製造拠点「掛川事業所」を開設したと発表した。

 同社は2014年から進めてきた国内生産回帰の取り組みの集大成として、タイ工場で生産していた一部製品の国内移管を進めており、掛川事業所では主に機械加工品を生産する。すでに、同社の主力製品であり、生産ボリュームの大きいダイカスト製品については、静岡第2事業所(静岡県菊川市)における国内生産移管を完了している。

 新工場では、主にタイから移管する機械加工品の生産を担うほか、今後Snets製品(制御・駆動機器等)の製造工程も集約する計画で、既存の福島事業所と静岡第2事業所と連携した体制を構築する。敷地面積は約54,000㎡で、新たに15名規模の雇用を創出する。生産量の多いアイテムを対象に、ロボットや自動機を導入した自動化ラインを構築。自動化や省人化を通じて生産コストを削減し、より強固な国内生産体制を整える。

 また、掛川事業所には再生アルミを用いたアルミフェンスを設置し、環境や景観にも配慮した施設とした。少量多品種製品については原価面での優位性から、引き続きタイでの生産を継続する。

■ 新工場概要

所在地:静岡県掛川市中6400
敷地面積:54,185.9㎡
延床面積:26,808.8㎡(うち、第1期稼働工場は、11,543.7㎡)
事業内容:機械加工品の生産、Snets製品(制御・駆動機器等)の製造
従業員数:19名(操業開始時2025年5月現在)※操業後、追加での新規雇用も予定(15名規模)
工事着工:2024年7月12日
竣工式:2025年5月9日
操業開始:2025年5月より順次、稼働を予定

このエントリーをはてなブックマークに追加