アサカ理研、いわき工場増設計画を変更
2025年6月2日
アサカ理研は5月30日、いわき工場増設計画の内容を変更すると発表した。
同社はいわき工場の増設を進めており、電気自動車用リチウムイオン電池(LiB)に含まれるリチウム、コバルト、ニッケル、マンガンなどのレアメタルを再生・回収し、再び原料として供給する「LiB to LiB」の水平リサイクルを目指している。LiB再生処理におけるCO₂排出や廃棄物の削減を図りながら高回収率を実現する独自工程を導入するため、研究開発とともに設備投資を実施している。
今回、新たに生産効率を向上させるプロセスを開発し、その導入に伴い追加の設備投資が必要と判断したことで、当初予定していた投資総額を約70億円から約95億円に増額する。竣工と稼働開始の時期についても2026年中から2026年10月へと変更された。同事業に対する投資回収は2035年までに完了する見込みとしている。
■ 設備投資(変更)概要
投資総額:約70億円→約95億円
竣工予定:2026年中→2026年10月
稼働開始予定:2026年中→2026年10月