荏原製作所、藤沢事業所の新開発棟竣工
2025年6月5日
荏原製作所は2日、藤沢事業所内に建設していた精密・電子カンパニーの新開発棟(V8棟)が竣工したと発表した。
新棟はCMP装置をはじめとする半導体製造装置の開発拠点として、開発エリアを大幅に拡張し、次世代プロセスの開発に対応可能な最先端の装置やユーティリティ環境を導入している。装置のリモート接続や業務効率向上を目的としたレイアウトを採用し、見守りカメラの設置による安全性確保にも取り組んだ。設備の集中監視体制やシステムの高効率化、エネルギー運用の最適化により省エネ性能を高め、CASBEE Aランクの認定を取得した。
また、棟内には600人超が勤務可能な事務所エリアを併設し、今後の人員増強にも対応可能な体制を整備している。さらに、昨年12月に竣工し6月中に本格稼働予定の熊本事業所新生産棟(K3棟)とあわせて、生産力と開発力を強化している。
■ 新工場概要
所在地:神奈川県藤沢市本藤沢4-2-1
施設内容:半導体製造装置の開発棟
建築面積:4,355㎡
延床面積:16,216㎡
階数:地上4階、地下1階
着工:2023年5月
稼働開始予定:2025年8月