シスメックスRA、長野県塩尻市の新工場竣工
2025年6月5日
シスメックスは2日、グループ機器生産子会社であるシスメックスRAの新工場が長野県塩尻市に竣工し、製品の出荷を開始したと発表した。
新工場は検体検査用搬送システムなどの設計から生産までを担う拠点で、混流生産ラインの拡張により多品種対応力を強化するとともに、AMRや立体自動倉庫の導入により工場内物流の自動化を進め、生産能力を従来比2倍に拡大した。
また、グループ共通の生産プロセスやITシステムの導入、自動倉庫を活用した原材料在庫の確保により、他工場での有事にも対応可能なBCP機能を整備した。環境面ではZEB認証を取得し、省エネルギーへの取り組みも強化している。
オフィスエリアにはオープン空間や個別エリア、ITインフラを整備し、多様な働き方に対応する環境を整えた。
■ 新工場概要
所在地:長野県塩尻市広丘野村3034番地
投資総額:約47億円
敷地面積:14,960㎡
構造:鉄骨造り地上3階建て(耐震構造震度6強レベル)
生産品目:検体検査機器と周辺装置等
製品出荷開始:2025年6月