日立製作所、水戸事業所に新棟建設
2025年6月10日
日立と日立ビルシステムは9日、昇降機の開発・設計・製造拠点の水戸事業所に次世代エレベーターの技術開発棟を建設すると発表した。
新棟は、日本国内のエレベーター新設需要の約8割を占める標準型エレベーターの次世代機種や、老朽化したエレベーターのリニューアル需要に対応する製品の開発を担う予定で、水戸事業所内のエレベーター研究塔「G1TOWER」に隣接する敷地に建設する。着工は2025年7月、完成は2027年2月を予定している。
水戸事業所に開発機能を集約することで、昇降機の新設とリニューアル製品の開発を加速し、亀有総合センターではビル設備のメンテナンスやデジタルサービスの開発を強化する体制とする。同社は今後もビル設備のスマートモニタリングやデータ分析といったIT、現場作業を支えるOT、高品質かつ環境性能に優れたプロダクトの三つの強みを融合させ、ビルシステム事業の発展を目指す。
■ 新棟概要
所在地:茨城県ひたちなか市市毛1070番地(水戸事業所敷地内)
建築面積:591m²
建物規模:地上高49.5m
階数:地上4階
着工予定:2025年7月
竣工予定:2026年8月(建物竣工後、研究開発設備を整備し、2027年2月に完成、使用開始予定)