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三菱ケミカル、中国・アクリル樹脂成形材料の工場移設

2025年6月20日

三菱ケミカルは16日、中国でアクリル樹脂成形材料(PMMA)を製造する三菱化学高分子材料(南通)有限公司を移転し、新工場を建設すると発表した。

 2021年に施行された「中華人民共和国長江保護法」や関連法規に基づく南通経済技術開発区の方針により、同北区に所在する化学企業に対して移転要請が通知された。この要請に対し、同南区への移転を決定した。

 中国は世界PMMA需要の約40%を占める重要市場であり、同社は引き続き現地での生産・販売拠点の発展と、グローバルな最適地生産や安定供給体制の強化を目指す。

■ 新工場概要

所在地:江蘇省南通市南通経済技術開発区化工園区南区
事業内容:アクリル樹脂成形材料の製造
移転設備:PMMA(公称能力:60,000トン)
     研究開発設備など
建設開始:2026年1Q(予定)
稼働開始:2028年3Q(予定)

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