第一工業製薬、四日市工場で設備投資
2025年7月30日
第一工業製薬は29日、四日市工場霞地区で、負極用水系複合接着剤「エレクセルCRシリーズ」の製造設備を増強すると発表した。
今回の設備投資は、2025年5月に滋賀工場で実施した増強投資に続くもので、リチウムイオン二次電池の需要増加に対応する。投資額は約30億円、2027年度の稼働開始を予定する。製造能力を強化し、安定供給体制の確立を図る。将来的にはさらなる市場拡大や顧客ニーズに対応するため追加投資も計画している。
同社は2025年4月に中期経営計画「SMART 2030」を開始しており、環境・エネルギー分野を注力領域と位置付けている。リチウムイオン二次電池負極用水系複合接着剤においては、2030年の同分野売上目標300億円のうち、3分の1の事業成長を目指している。
■ 設備投資概要
所在地:三重県四日市市霞1-23-5(四日市工場霞地区)
投資額:約30億円
事業内容:負極用水系複合接着剤「エレクセルCRシリーズ」の製造
稼働開始予定:2027年度