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味の素、フィリピンに新工場建設/238億円投資

2025年9月3日

味の素は8月28日、連結子会社のフィリピン味の素を通じてフィリピン中部ルソン地方のタリ工業団地に新工場を建設すると発表した。

 フィリピンは人口増加、強力なインフラ投資、安定した国内需要による成長が期待され、今後もポジティブな経済動向が続くと見込まれている。

 新工場の総投資額は約91億フィリピンペソ(約238億円)で、2026年5月に着工し2028年4月の稼働開始を予定している。

 新工場では「AJI GINISA」や「Crispy Fry」などの調味料類の製造と包装を行う。生産プロセスの自動化とデジタルトランスフォーメーションによる効率化、サプライチェーン管理の強化、温室効果ガス排出量ネットゼロ化を目指す設備を導入する。従業員の労働環境改善や地域社会支援にも取り組み、フィリピンにおける安定供給と事業成長を図る。

■ 新工場概要

所在地:フィリピン中部ルソン地方タルラック市 TARI工業団地
資本投資額:約91億フィリピンペソ(約238億円) ※1フィリピンペソ(PHP)=2.62円(2025年7月31日時点)
事業内容:「AJI GINISA」や「Crispy Fry」などの調味料類の製造と包装
建設開始:2026年5月
稼働開始予定:2028年4月

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