村田製作所、フィリピンの積層セラミックコンデンサ新棟竣工
2025年10月23日
村田製作所は22日、生産子会社のPhilippine Manufacturing Co. of Murata, Inc.(以下:MLCC)が建設を進めていた新棟が完成し、竣工式を行ったと発表した。
総投資額は建屋に約112億円。延床面積は77,981㎡のRC造地上2階建。新棟の完成によりグローバルでの生産体制を強化し、今後のモビリティ市場の成長に伴う積層セラミックコンデンサの中長期的な需要増加に対応していく。
村田製作所はMLCCの生産拠点を日本、ASEAN、中国に分散させ、需給変動や市場環境の変化に柔軟に対応できる体制を整備している。2023年以降も、タイ、出雲、無錫、福井、インドなど複数拠点で新棟建設を進めている。
■ 新棟概要
所在地:Philippine Manufacturing Co. of Murata, Inc. Lot 2A Phase 1B First Philippine Industrial Park Barangay Pantay Bata, Tanauan City Batangas, Philippines
総投資額:約112億円(建屋のみ)
延床面積:77,981m²
建築面積:32,454m²
構造・規模:RC造 地上2階建
用途:積層セラミックコンデンサの製造
着工:2023年8月
竣工式:2025年10月22日