フランスベッドファニチャー、東北工場の操業停止
2025年10月2日
フランスベッドホールディングスは9月26日、インテリア健康事業における生産拠点の集約と子会社再編を行うと発表した。
同社は2025年3月期から2027年3月期までの中期経営計画において、高齢者市場での成長を目指し、シルバービジネスへ経営資源を重点的に投入する方針を掲げている。一方、国内の家具・インテリア市場は人口減少と住宅着工件数の減少により縮小傾向にあり、家庭用ベッドの生産数量も減少していることから、収益基盤の強化が求められていた。
この対応として、連結子会社フランスベッドファニチャーにおける木製ベッドフレームなどの製造を、福島県白河市の東北工場と佐賀県上峰町の佐賀工場の2工場体制から佐賀工場に集約する。集約完了後、東北工場は2026年6月末に操業を停止し、その後フランスベッドファニチャーは2026年7月1日付でフランスベッドに吸収合併される予定。東北工場の従業員については、同社グループ内の他拠点への配置転換や再就職支援を行うとしている。
■ 操業停止拠点の概要
名称:フランスベッドファニチャー(株)東北工場
所在地:福島県白河市久田野城内13番地
事業内容:木製家具・ベッドフレームの製造
操業停止予定:2026年6月末