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扶桑化学工業、米PMPで増産投資

2025年12月25日

扶桑化学工業は12月15日、米国連結子会社PMP Fermentation Products, Inc.(PMP社)でグルコン酸ナトリウム類の増産に向けた設備投資を行うと発表した。

 PMP社はコンクリート混和剤、肥料、食品向けなどに用いるグルコン酸ナトリウム類を製造販売する北米唯一のメーカーとして事業を展開している。近年は発酵槽の追加などを通じて増産投資を進めてきたが、需要の拡大が今後も続くと見込んでいる。

 今回、新たに結晶缶などを増設してグルコン酸ナトリウム類の製造能力を約3割引き上げる。安定した供給体制の構築を進めるとともに、需要に対応できる生産体制を整える。

■ 設備投資概要

設備投資内容:結晶缶および付帯設備、その他
投資予定額:約11億円(712万米ドル)※1米ドル=155円で計算
資金計画:PMP社自己資金により充当
操業開始予定:2027年7月

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