北芝電機、本社工場で菜種油変圧器の生産能力増強
2025年11月25日
北芝電機は11月19日、福島県福島市の本社工場で菜種油変圧器の生産能力を増強すると発表した。
再生可能エネルギー導入やデータセンター建設の増加で電力需要が拡大している。変圧器需要も急速に高まっていることから、本社工場で製造・試験ラインを増強する。
今回の投資では、製造設備や試験設備を2025年度から順次発注し、2027年度に増産体制を構築する。生産能力拡大により安定供給を図るとともに、地域雇用の拡大にもつなげる。
同社の主力は菜種油を使用した環境対応型変圧器で、市場での評価が高く受注が堅調に推移している。今回の増産により国内シェア拡大を見込む。また、2030年度までに売上を2024年度比で2倍以上に引き上げる方針で、環境対応製品の拡充を通じて脱炭素社会への貢献を進める。
■ 設備投資概要
所在地:福島県福島市松川町字天王原9番地(本社工場)
事業内容:菜種油変圧器の製造
生産能力:2027年度に2024年度比1.5倍以上へ拡大
設備:製造・試験ラインの増強
