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三菱マテリアル、タイの鉱山・土木用工具の新工場開所

2025年10月27日

三菱マテリアルは22日、連結子会社の三菱マテリアルハードメタルが全額出資する、タイのOTEC(Thailand)で新工場の開所式と初回出荷式を行ったと発表した。

 同社は、鉱山・土木用工具であるビットとロッドの需要拡大に対応するため、新工場を建設した。世界的な資源需要やインフラ整備の拡大を背景に、ロッド製造能力を将来的に2倍まで引き上げる計画で、安定的な製品供給体制を強化する。施設には最新の機械加工設備や熱処理設備を導入し、高品質なロッド製品の安定供給を実現する。

 また、環境負荷の低減にも配慮し、省エネルギー設備の導入や廃棄物の適正管理を推進するほか、地域社会との連携を深め、雇用創出や教育支援などを通じて持続可能な地域づくりにも貢献していく。

■ 新工場概要

所在地:タイ王国プラナコーンシーアユタヤ県、ワンノイ郡
製造:鉱山・土木用工具ロッド
敷地面積:54,400㎡
延床面積:11,900㎡
開所式・初回出荷式:2025年10月16日

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