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フジ日本、タイで機能性素材の工場増設

2025年12月23日

フジ日本は12月18日、機能性素材事業の主力製品「イヌリン」を増産するため、タイの連結子会社が工場を増設すると発表した。

 同社のイヌリン販売数量は国内外で増加が続いており、特に海外では大手ユーザー向けの納入が好調に推移している。成長が見込まれるグローバル市場に対応するため、安定供給体制の強化が課題となっていた。

 タイ・ラチャブリ県バンポン市にあるFuji Nihon Thai Inulinの建屋を拡張し、製造設備やタンク類、各種システムの増設を行う。稼働開始は2027年7月を予定する。

 今回の設備投資により、イヌリンの製造能力は現在の年間約6,500tから約1.5倍の9,700tまで増産可能となる。営業体制を強化し販路拡大を進めるとともに、イヌリンの多様な機能性表示やヘルスクレームを活用し、機能性素材事業の収益拡大を目指す。

■ 新工場概要

投資先の会社名:Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.
投資先の所在地:15 Moo 17 Saeng Chuto Road, Tapha, Banpong, Ratchaburi 70110, Thailand
投資内容:建屋拡張、製造設備・タンク類・システムの増設
投資目的:機能性素材「イヌリン」の市場拡大による、供給体制の強化
稼働開始予定:2027年7月

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