双葉電子工業は11月25日、台湾子会社が保有する高雄市の工場棟を譲渡すると発表した。

　台湾高雄市では工場を4拠点から3拠点へ集約しており、使用予定のない建屋と土地使用権を処分する必要が生じていた。経営合理化を進める中で、遊休資産の整理を行う。

　譲渡対象は台湾高雄市楠梓区にあるA棟工場で、建屋面積は1万3516平方メートル、土地面積は1万6834平方メートル。譲渡価額は23万台湾ドル（約11億円）で、帳簿価額との差額が譲渡益として計上される見通し。

　譲渡先は半導体後工程受託製造サービスを展開する日月光半導体製造股分有限公司（台湾高雄市）。契約は11月25日に締結し、物件の引き渡しは12月19日を予定している。