水産加工品を製造する大磯（島根県浜田市）は、島根県浜田市の既存工場を増設する。12月23日、立地計画認定書交付と調印式が行われる予定。

　同社は1973年に浜田市で創業し、水産加工品の製造を通じて県内外に販路を拡大してきた。近年、国内の冷凍食品市場と海外の日本産水産物需要が拡大しており、冷凍刺身・冷凍寿司分野での供給体制強化が課題となっていた。

　今回、浜田市原井町の水産加工団地内にある現工場敷地内で増設を行う。投資額は約3.2億円。敷地面積は1万492m²で、うち1,983m²を増設用とする。建物面積は5,551m²で、うち562m²を新たに取得し、水産加工品(冷凍刺身・冷凍寿司)の製造設備を整備する。

　新工場は2026年4月の操業開始予定で、常用従業員数は申請時76人から操業時78人、その後3年間で計5人増の81人まで増やす計画。