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いすゞ、大型トラック生産を上尾工場に集約/400億円投資

2026年2月17日

いすゞ自動車は2月12日、神奈川県藤沢市の藤沢工場から、グループ会社であるUDトラックスの上尾工場(埼玉県上尾市)に大型トラックの生産機能(一部車型除く)を移管すると発表した。

 いすゞグループは中期経営計画「ISUZU Transformation - Growth to 2030(IX)」で、2030年度に新車販売85万台以上、売上高5兆円以上(既存事業)、100万台規模のサプライチェーン構築を掲げている。商品競争力の強化に加え、生産効率・生産能力の両面から国内生産体制の最適化が課題となっていた。

 また、ボルボ・グループの技術も活用し、日本とアジア市場向けの大型トラックで、いすゞとUDトラックスの共通プラットフォームを共同開発している。大型トラックの開発・生産実績を持つ上尾工場に生産機能を集約することで、品質・コスト・供給安定性の面で最適と判断した。

 生産拠点再編では、大型トラックは上尾工場、中型・小型トラックは藤沢工場をそれぞれ旗艦拠点と位置づける。役割を明確化し、両工場の強みを生かすことで、生産効率の向上と生産能力の増強を図る。

 上尾工場への投資では、新塗装工場の建設や工場近代化を行う。稼働体制は現在の1直から2直に変更し、生産能力は約2.5万台/年を計画する。生産移管完了後は、共通プラットフォームを採用した大型トラックの新商品を日本とアジア市場向けに生産する。

■ 設備投資概要

所在地:埼玉県上尾市大字壱丁目1番地(上尾工場)
投資総額:約400億円
生産車両:いすゞとUDトラックスによる日本およびアジア市場向け大型トラック
生産能力:約2.5万台/年
稼働体制:現在の1直から2直へ変更
主な設備投資:新塗装工場の建設および工場近代化
着工時期:2026年6月
稼働開始時期:2028年(計画)

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