ニップン、愛知・知多に新製粉工場稼働
ニップンは2月26日、愛知県知多市に建設していた新製粉工場「ニップン知多工場」の建設が完了し、稼働を開始したと発表した。同社の製粉工場新設は福岡工場以来約40年ぶりとなる。
同社は中京・近畿地区の製粉工場再編として神戸甲南工場の増強と大阪工場の閉鎖を進めてきた。知多工場の稼働と今後予定する名古屋工場の閉鎖により、同地区での再編を完了し、安定的かつ効率的な供給体制を構築する。
知多工場は大型穀物船が接岸可能な立地を生かし、製粉設備に自動化技術やDXを組み合わせて高い生産性を実現した。流量や製品分析を自動測定・調整するシステムを導入し、製品切り替えを自動化することで作業負荷を軽減するほか、工程の見える化やビッグデータ活用、生体認証による入退場管理を通じてスマートファクトリー化を推進する。立体自動倉庫ではロボットによる自動仕分け・搬送で無人化を進め、トラック待機時間の削減や荷役作業の負荷軽減にもつなげる。
沿岸部立地と津波リスクを踏まえ、1階床レベルの嵩上げや主要電気設備の2階以上への設置により浸水による生産停止リスクを低減した。省エネ・環境面では太陽光発電設備を導入し、使用電力の100%を実質再生可能エネルギーとするなどしてZEB Readyを取得し、高い省エネ性能を備えた。同社グループのGHG排出量削減目標に向けた初のカーボンニュートラル工場と位置づける。
■ 新工場概要
工場名:(株)ニップン 知多工場
所在地:愛知県知多市北浜町24番地62
総工費:約255億円
敷地面積:35,820m²
主な建物:工場本館、事務所棟および付属設備
生産品目:業務用小麦粉
設備能力:1日当たり小麦挽砕能力600トン(2ライン)
建設工事開始:2023年10月
稼働開始:2026年2月
