IHI、F7-10エンジンの民間転用契約を発表

2016年12月15日

 IHI(東京都江東区)は14日、P-1固定翼哨戒機に搭載されている「F7-10エンジン」について、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下:JAXA)への販売に向けた民間転用契約を防衛装備庁と締結したと発表した。

 今回の契約締結により、IHIはJAXAへのF7エンジン販売に向けた準備を開始する。JAXAは、航空エンジンの基礎研究の成果を実際の開発に反映させるために必要な実証設備として、F7エンジンの使用を予定している。

 F7エンジンは、P-1固定翼哨戒機用に、防衛装備庁(旧 技術研究本部)によって開発され、IHIが設計・製造している純国産ターボファンエンジン。推力約6トン、バイパス比約8の高バイパス比エンジンで、開発にあたっては防衛装備庁の指導のもと、最新の設計技術を導入し、高い信頼性と環境性能を兼ね備える。

 今回の実証設備に用いるエンジンの選定にあたって、日本で開発が行われた高バイパス比のエンジンを使用することが最適とされ、F7エンジンが選定された。

 今回、JAXAが実証設備を設置することで、国内の航空エンジンメーカーや研究機関の基礎研究成果を民間エンジン国際共同開発へ提案する際に、国内であらかじめエンジンによる技術実証を行えるようになり、海外航空エンジンメーカーに向けた日本の技術提案力の強化が可能になる。

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