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IHI、埼玉・鶴ヶ島に航空エンジン工場/245億円投資

2018年10月19日

 IHI(東京都江東区)は18日、埼玉県鶴ヶ島市に新生産拠点を建設するため、埼玉県と土地売買契約を締結したと発表した。

 今回、成長する民間航空エンジン事業を拡大するため、民間航空エンジン向け整備工場(以下:新工場)を建設し、2019年内の稼働開始を目指す。生産拠点の新設の決定は、1998年の相馬事業所(福島県相馬市)開設以来、21年ぶりとなる。

 同社はこれまで、アジアを中心とする航空旅客輸送量の高い成長を背景とした航空機の需要増加に対応するため、既存拠点への設備投資や改善などによって能力増強を図ってきた。今後も継続的に、同社が参画するエンジンの運航台数・時間が増加すると見込まれる中で、航空会社のニーズに応えるため、今回の新工場建設を決定した。

 新工場では、航空エンジンの高度なものづくりシステムにIoT・AIなどの新技術を導入するとともに、瑞穂工場(東京都西多摩郡瑞穂町)との事業運営の相乗効果によって、効率的な生産体制を構築し、一貫した航空エンジンサービスを提供する。また、近接の高速道路を通じた空港への優れた交通アクセスも生かすことで、国内外の航空会社に対して、短い工期で高品質なエンジンサービスを提供する。

■ 新工場概要

所在地:埼玉県鶴ヶ島市大字太田ヶ谷字沼北176-1ほか
投資額:約245億円(2021年3月までの計画)
敷地面積:136,100㎡
延床面積:約35,000㎡
稼働開始予定:2019年内

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