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大和ハウス工業、沖縄で物流施設2棟開発

2021年1月13日

 大和ハウス工業は12日、沖縄県豊見城市で沖縄県最大の物流施設「DPL沖縄豊見城」と「DPL沖縄豊見城Ⅱ」を開発すると発表した。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響下でも、巣ごもり消費拡大によるEC関連の物流量は増加しており、各製造会社の材料・商品の在庫量の積み増しによるサプライチェーンの再構築が進んでいる。沖縄県でも2013年から2019年にかけて那覇港での貨物取扱量が30%以上増加しており、今後も物流倉庫の根強い需要が見込まれていることから、マルチテナント型物流施設の開発を決定した。

 施設は、沖縄コンベンションセンター約6個分に当たる延床面積約12.3万㎡(DPL沖縄豊見城:約4万㎡、DPL沖縄豊見城Ⅱ:8.3万㎡)となる。貸床面積7,000㎡から入居可能で最大13社(DPL沖縄豊見城:4社、DPL沖縄豊見城Ⅱ:9社)のテナント企業に対応する。

 また、2棟とも冷凍・冷蔵・定温(15~20度)・常温の4温度帯に対応できる物流施設となる。これにより、低温加工食品のコールドチェーンで求められる品質・衛生管理を可能とした。

■ 物流施設概要

◇DPL沖縄豊見城
名称:「DPL沖縄豊見城」
所在地:沖縄県豊見城市字与根西原50番110
総事業費:約72億円
敷地面積:29,762.76㎡(9,003.23坪)
延床面積:39,970.60㎡(12,091.10坪)
構造:鉄骨造2階建て
設計監理:浅井謙建築研究所・MPデベロップメント設計共同企業体
施工会社:(株)大林組
駐車台数:乗用車197台、トラック119台
着工予定:2021年2月1日
竣工予定:2022年3月14日

◇ DPL沖縄豊見城Ⅱ
名称:「DPL沖縄豊見城Ⅱ」
所在地:沖縄県豊見城市字与根西原50番114
総事業費:約147億円
敷地面積:53,273.43㎡(16,115.21坪)
延床面積:83,201.64㎡(25,168.54坪)
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造3階建て
設計監理:浅井謙建築研究所・MPデベロップメント設計共同企業体
施工会社:未定
駐車台数:乗用車293台、トラック155台
着工予定:2021年4月1日
竣工予定:2022年8月31日

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