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大塚化学、徳島工場に新プラント建設

2025年11月19日

大塚化学は18日、徳島工場で機能性ポリマー事業を強化するため、新プラントを建設すると発表した。

 同社では、第1プラントで生産している「TERPLUS」が、液晶ディスプレイ用カラーフィルター向け顔料分散剤として大きく成長している。今後、世界市場の拡大に期待されているインクジェット印刷分野におけるインクの分散剤としても需要の高まりを見せており、さらにバイオ医薬原薬の精製用途として、新たな中空糸膜でも需要が見込まれるため、徳島工場内に第2プラントを新設する。

 第2プラントは、多様なニーズに応えるため、従来の有機溶媒系ポリマーに加え、水系ポリマーの製造も可能にした。環境対応が求められる、水系塗料や水系インクへの期待にも応えられる多機能多用途対応型の新プラントとなる。稼働開始は2027年5月を予定している。

■ 新工場概要

所在地:徳島県徳島市川内町加賀須野463(徳島工場)
延べ床面積:約1,546.88㎡
建屋:地上4階
事業内容:機能性ポリマー「TERPLUS」の製造
稼働開始予定:2027年5月

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