牛乳石鹸共進社は10月31日、岐阜県可児市の可児御嵩インターチェンジ工業団地に岐阜工場を建設すると発表した。

　液体石鹸の需要拡大と事業継続計画の観点から、生産能力の強化を目的に約150億円を投じて建設する。年産約4万トンの液体石鹸などを生産する計画で、自動化とIoT化による省人化や生産工程の効率化を進める。竣工は2027年12月、稼働は2028年4月を予定している。

　同事業は経済産業省の「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金事業（3次公募）」の対象事業に採択されており、補助対象経費約138億円に対し補助率は3分の1。従業員の賃上げ目標率8.00％、役員6.00％を掲げており、2028年3月期から2031年3月期までの給与支給総額の増加を目指す。