三菱重工航空エンジン、長崎工場に航空エンジン部品の新工場

2022年4月26日

 三菱重工業は22日、長崎造船所敷地内で航空エンジン部品を製造する三菱重工航空エンジンの長崎工場を拡張すると発表した。

 今後、同工場で生産する短・中距離旅客機用のエンジン部品はさらなる需要増が見込まれることから、第2期棟を建設して工場を拡張し、内製力とコスト競争力を強化するとともに、アフターコロナで再成長が見込まれる業界ニーズに対応する。

 エアバスA320neoに搭載するエンジン「PW1100G-JM」向け燃焼器を製造する同工場の第1期棟は、2020年11月の稼働開始後から段階的に生産規模を拡大し、現在は全ての生産ラインがほぼ計画通りに稼働している。

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により急激に落ち込んだ航空業界全体の需要は、国内線中心の短・中距離旅客機に関しては比較的早い回復を果たしており、エアバスA320neoの飛行時間は既にコロナ前の水準を上回っている。

 旺盛な狭胴機需要に対応するため、エアバス社はA320neoの段階的な増産を計画しており、PW1100G-JMの燃焼器部品とそのアフターサービスに対する需要は、今後数年間で倍増する見通し。

 今回の第2期投資では、第1期棟の北側と東側に隣接して第2期棟を建設し、工場を現在の約5,400㎡から約2倍の1万1,000㎡に拡張する。

 また、現在は海外メーカーに委託している一部の製造工程を取り込み、燃焼器の完全一貫生産を実現するとともに、生産設備を増強して大幅な増産に備える計画。

■ 設備投資概要

所在地:長崎県長崎市飽の浦町1-1(三菱重工航空エンジン 長崎工場)
工場面積:約5,400→11,000㎡
事業内容:短・中距離旅客機用エンジン部品の製造
完成予定:2024年3月

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