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薩摩川内鰻、6億円を投じて鰻の蒲焼き加工工場を建設

2016年10月14日

 鰻の加工販売を手掛ける薩摩川内鰻(鹿児島県薩摩川内市)は、薩摩川内市東郷町に新工場を建設する。10月4日に薩摩川内市との立地協定式が行われた。

 同社は、備後漬物の子会社として2014年10月に設立され、鰻の養殖事業を展開している。

 今回、大手コンビニエンスストアや大手スーパーグループ、通信販売などで、鰻のカット蒲焼きや刻み蒲焼きを真空パックした製品の需要が拡大していることから新設を決定した。

 新工場では、鰻の裂きや焼き加工などの蒲焼き自体の製造は、備後漬物の子会社である薩摩川内うなぎが行う予定で、当面は薩摩川内鰻から鰻の蒲焼きを仕入れて、カット・刻み等の真空パック製品を生産する。

 将来的には、シラスウナギから養殖、加工、販売まで一貫生産できる体制を整備していく計画。

■ 新工場概要

工場名:(株)薩摩川内鰻鰻加工施設[仮称]
所在地:鹿児島県薩摩川内市東郷町斧淵8748番地
投資額:6億6,600万円(土地取得費含む)
用地面積:9,432㎡
建築面積:2,090.27㎡
建物構造:鉄骨造平屋
新規雇用者:15名(うち正規雇用者2名、パート13名)
事業内容:鰻の蒲焼きの加工(カット・刻み・真空パック製造・冷凍等)及び販売
生産計画:4億円/年
着工予定:2016年9月
操業予定:2017年7月

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