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JNC、タイ・ラヨーン工場の複合繊維製造設備が稼働開始

2016年12月14日

 化学メーカーのJNC(東京都千代田区)は13日、タイ・ラヨーン県に所在する子会社ES FiberVisions(Thailand) Co., Ltd.が、熱接着性複合繊維(ES繊維)の製造設備を完成させ、稼働を開始したと発表した。

 ES繊維は当社独自の熱接着性複合繊維で、接着剤を使わず熱により繊維を互いに接着することが可能。ES繊維を用いて製造された不織布は、柔軟であること、嵩高であることなどの特徴をもつことから現在、紙おむつ、生理用品等の衛生材料に広く使用されている。

 今後もアジアでの需要増に対応するため、繊維・不織布の一貫体制という強みを生かし、積極的な事業展開を図るとしている。

■ 設備投資概要

会社名:ES FiberVisions (Thailand) Co., Ltd.
所在地:タイ・ラヨーン県マプタプット工業団地
事業内容:熱接着性複合繊維の製造、販売
生産能力:約14,500t/年
完成:2016年8月
稼働開始:2016年12月

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