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日本板硝子、米国ケンタッキー州でフロントガラス用新設備導入

2017年2月22日

 日本板硝子(東京都港区)は21日、米国ケンタッキー州バーセールズの自動車用ガラス工場に750万米ドル(8.4億円)を投じて、フロントガラス用新設備を導入すると発表した。

 着工は17年春を予定し、フロントガラス(合わせガラス)製造用に最新の高精度プレス(APBL)設備を導入する。

 複雑形状で面精度の高いフロントガラス製造のために開発された、同社独自技術による高精度プレス工法は、人気が高まるヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)に対応するフロントガラス製造の中核技術となる。

 ケンタッキー州政府経済開発融資機構による支援も得た今回の投資計画には、バーセールズ工場での新設備設置と既存設備改修が含まれる。グループ会社のPilkington North America, Inc.が操業する同工場は1987年の設立で、従業員は約300名。

 グローバル自動車事業部門長のトニー・フラッジリーは「当社はこれからも、HUDなどの運転支援システム関連技術の進歩により、急速に拡大する顧客ニーズ(高面精度のニーズ)に応えていく」と述べた。

■ 設備投資概要

会社名:Pilkington North America, Inc.
所在地:米国ケンタッキー州バーセールズ
投資額:750万米ドル(約8.4億円)
導入設備:高精度プレス(APBL)設備(フロントガラス[合わせガラス]製造用)
着工予定:2017年春

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