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三菱電機、赤穂工場内のマグネット新工場が竣工

2017年3月14日

 三菱電機(東京都千代田区)は13日、系統変電システム製作所・赤穂工場(兵庫県赤穂市)に建設していた「超電導マグネット新工場」が竣工したと発表した。

 MRI装置の世界市場は、高度な医療サービスへの要求の高まりなどを背景に、今後年率6%の拡大が予想されている。

 新工場建設により、MRI装置や半導体製造装置などに使用される超電導マグネットの生産能力を増強し、国内外で拡大する需要にタイムリーに対応することで事業規模の拡大を図る。

 工場内は、分散していた設備や事務所を集約し、生産性を向上させる。加えて、新型の巻線機や乾燥炉などの生産設備を導入し、生産能力を従来比25%増強する。今後さらなる設備追加により、最大60%まで増強し、2020年度には超電導マグネットの売上90億円を目指す。

 また、空調防塵エリアを拡大し、クリーンな作業環境を増やすことで品質向上を実現する。

■ 新工場概要

所在地:兵庫県赤穂市天和651番地(赤穂工場内)
延床面積:1,917.30㎡
構造:鉄骨造、平屋建(事務所エリアのみ地上2階建)、空調防塵仕様
用途:生産エリア、開発エリア、事務所エリア
主な生産品目:超電導マグネット(MRI装置用、半導体製造装置用など)高温超電導マグネット開発モデル
環境・省エネ対策:同社の最新機器を導入し、年間CO2排出量を約59.5t削減(従来工場比)
        :全エリアLED照明、人感センサ照明制御
        :高効率パッケージエアコン
生産効率化対策:新型巻線機(一部自動化)、工程表示用デジタルサイネージ など
稼働開始:2017年3月下旬

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