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日本ガイシ、NGKセラミックデバイス石川工場が稼働開始

2017年5月11日

 日本ガイシ(愛知県名古屋市)は9日、子会社のNGKセラミックデバイスの石川工場(石川県能美市)が稼働を開始すると発表した。

 投資額は約96億円。NOxセンサーの心臓部にあたるセラミック製の素子を年間約700万本生産する。2015年9月に着工し、2017年4月より生産を開始した。

 NOxセンサーは、自動車の排気管に装着され、排ガスに含まれるNOx濃度をppm(100万分の1)レベルの高精度でリアルタイムに測定し、排ガス浄化装置の制御や故障診断に使用されている。

 今回、世界的なディーゼル車の排ガス規制強化や欧州の新規制に対応して搭載車数や搭載本数が増加し、需要が拡大していることに加え、BCP(事業継続計画)の観点から生産拠点を分散し安定供給を図るため、石川県に素子工場を新設した。

■ 新工場概要

名称:NGKセラミックデバイス 石川工場
所在地:石川県能美市能美一丁目1番地(日本ガイシ石川工場敷地内)
投資額:約96億円
敷地面積:約32,100㎡
延床面積:約20,400㎡
生産品目:NOxセンサー用素子
生産能力:約700万本/年
従業員数:生産開始時 約120人(フル生産時 約160人)
着工:2015年9月
生産開始:2017年4月

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