工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

旭化成、シンガポールで低燃費タイヤ向けスチレンブタジエンゴムの生産能力増強

2017年7月25日

 旭化成(東京都千代田区)は24日、シンガポールで低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム(以下:S-SBR)の生産能力を増強すると発表した。

 低燃費タイヤは、新興国でのモータリゼーションの進展によるタイヤ生産の拡大や、世界的なタイヤに対する環境規制の強化などを背景に、これまで急速に市場拡大しており、今後も高い成長が見込まれている。

 シンガポールでは2013年より生産を開始し、新開発の高性能銘柄を投入してきたが、さらなる需要拡大に対応するため、生産能力を年間約3万トン増強し、2系列で合計13万トンとする。稼働開始は2019年1月を予定している。

■ 設備投資概要

会社名:Asahi Kasei Synthetic Rubber Singapore Pte. Ltd.
所在地:シンガポール ジュロン島 テンブス地区
生産品目:低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム
生産能力:約3万トン/年(増強後能力13万トン/年)
稼働予定:2019年1月

このエントリーをはてなブックマークに追加