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三井金属、三池レアメタル工場の生産能力増強

2017年9月21日

 三井金属鉱業(東京都品川区)はこのほど、福岡県大牟田市の三池レアメタル工場で酸化セリウム系研摩材「MIREK」の生産能力を30%引き上げると発表した。

 今回、同工場敷地内に生産ラインを新設し、生産能力を現行の月間180t体制から同240t体制へ増強し、2018年7月の稼働開始を予定する。

 MIREKは機能粉事業部三池レアメタル工場の主力製品の一つであり、ハイエンド分野での酸化セリウム系研摩材としてトップシェアを獲得している。今回、新たに高精細用途に適応したHLシリーズをラインナップに加えた。

 HLシリーズは液晶ガラス基板やハードディスクガラス基板、フォトマスク、光学ガラスやレンズ用など幅広い用途でハイパフォーマンスを発揮する研摩材として顧客から高く評価されており、特に近年の液晶TVの大型化などを背景として需要が大幅に増加していることから、今回の生産能力増強を決定した。

■ 設備投資概要

所在地:福岡県大牟田市大字唐船2081(三池レアメタル工場)
増産品目:酸化セリウム系研摩材「MIREK」
生産能力:240t/月(現行180t/月)
稼働開始予定:2018年7月

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