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サトウ食品工業、40億円で新潟県聖籠町に新工場/「サトウのごはん」増産 18年1月着工

2017年10月11日

 サトウ食品工業(新潟県新潟市)は10日、新潟県北蒲原郡聖籠町に米飯を製造する新工場を建設すると発表した。

 近年、消費者の生活スタイルの変化とともに、包装米飯の需要は高まり続けている。同社の包装米飯の売上高は、2016年度通期では前年比7.9%増、2017年度の第1四半期では前年同期比16.9%増と大幅な右肩上がりで推移しており、2年後の2019年には需要が同社の供給量を上回ると見込まれることから、今回の工場建設を決定した。

 投資額は約40億円。約9万2千㎡の敷地に工場を建設し、「サトウのごはん」を日産20万食製造する。2018年1月の着工、2019年5月の稼働開始を予定している。今回の設備投資により、包装米飯の生産量は既存設備とあわせて国内最大規模となり、同社全体の包装米飯の生産能力も、現在の日産83万食から103万食へと増加する。

 工場内は、フードセーフティ・フードディフェンスを高めた安全性の向上、エネルギー効率化による環境負荷の軽減、工場エリア環境・生産環境の向上などを実現する。また、現在の東港工場における見学者が年間2千人を超えている状況を踏まえ、見学が可能な「オープンファクトリー」機能を併設する。

■ 新工場概要

名称:佐藤食品工業(株)東港5丁目工場(仮称)
所在地:新潟県北蒲原郡聖籠町東港5丁目626番23ほか
投資額:約40億円
敷地面積:92,583㎡
生産品目:包装米飯「サトウのごはん」
生産能力:20万食/日 6,500万食/年(13,000t/年)
着工予定:2018年1月
稼働開始予定:2019年5月

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