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アルビス、本社隣接地に食品加工工場建設/52億円投資 12月着工

2017年11月14日

 小売大手のアルビス(富山県射水市)は10日、本社社屋隣接地に食品加工工場「(仮称)アルビス生鮮プロセスセンター」を建設すると発表した。

 投資額は建物・製造設備一式で約52億円。敷地面積は約9,900㎡。店舗売上高1,200億円に相当する精肉加工、惣菜製造能力を有する施設となる。2021年義務化となるHACCPに対応、食品衛生管理に関するISO基準認証を取得予定。17年12月の着工、19年春の完成・稼働開始を予定している。


 新センターは、中期経営計画に掲げる「北陸地区1,000億円体制に向けた販売・物流体制」の一環として構築するもので、店舗のバックシステムとなる精肉加工と惣菜製造を担う工場機能となる。

 新センターの建設により、作業を集中化し店舗で行っていた業務を軽減、最新鋭の製造設備を導入し商品力や衛生管理面を強化し、事業の生産性を向上し店舗販売力を高めることで増収増益を目指す。

 同社によると、採用環境や競争環境など厳しさを増す事業環境下においても、積極的な出店による事業拡大が可能となり、長期的な企業成長を実現するための戦略的なインフラ事業だとしている。

■ 新工場概要

名称:(仮称)アルビス生鮮プロセスセンター
所在地:富山県射水市流通センター水戸田3-2-1、3-2-2(本社隣接地)
投資額:約52億円(建物・製造設備一式)
敷地面積:約9,900㎡
事業内容:精肉加工と惣菜の製造
着工予定:2017年12月
完成・稼働開始予定:2019年春

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