工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

日本ガイシ、石川工場のハニセラム生産ラインが本格生産開始

2015年11月25日

 がいしなど電力関連機器、産業用セラミック製品を製造する日本ガイシ(名古屋市瑞穂区)は20日、石川県能美市にある石川工場に増設した自動車排ガス浄化用触媒担体「ハニセラム」の最新鋭生産ラインの生産開始式を行い、本格的に生産を開始すると発表した。

 新生産ラインは、従来の設備に比べ、面積当たりの生産量が約2倍となるほか、CO2排出量を約30%(年間2,700トン)削減することができる。増設により石川工場の年間生産能力は従来の800万個から1,300万個に増強される。

 同社によると、石川工場に最新鋭生産ラインを増設することで、国内生産と雇用を維持するとともに、最先端の生産技術を海外の生産拠点に展開するマザープラントとしての機能をさらに高め、世界市場での競争力の確保を目指すとしている。

■ 工場増設概要

所在地:石川県能美市能美一丁目1番地(石川工場内)
投資額:約30億円
増築面積:4,300㎡(倉庫・出荷エリア)
生産能力:500万個/年
新規雇用数:約30人
工事開始:2014年5月
稼動開始:2015年7月
本格生産開始:2015年11月

このエントリーをはてなブックマークに追加