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大日本印刷、三原工場で大型ディスプレー向け製造ライン増強

2018年6月28日

 大日本印刷(東京都新宿区)は27日、広島県三原市の三原工場に光学機能性フィルム用の広幅コーティング装置を導入すると発表した。

 現在DNPは、岡山工場と三原工場でフィルムを製造しているが、既存の製造ラインでは、65インチ型用フィルムの生産効率が悪いため、今回、三原工場に2500mm幅のコーティング装置を導入することとした。

 装置は、光学機能性フィルム製造では世界初で、これにより、65インチ型サイズなどの大型テレビ向けフィルムの生産性を大幅に引上げる。

 新ラインで製造する2500mmの広幅のフィルムは、世界的に需要が増加している65インチ型ディスプレー向けの光学機能性フィルムを、効率良く製造(面付け)することができる。

 また、反射防止フィルムの高機能・高性能化に対応する上で重要となる、多層コーティングの生産性を考慮した設計になっている。

■ 設備投資概要

所在地:広島県三原市沼田西町小原73-1(三原工場)
投資額:約65億円
導入設備:2500mm幅コーティング装置
生産品目:ディスプレー向け光学機能性フィルム
売上計画:1,000億円/年(2020年度)
稼働開始予定:2019年10月

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