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三井化学、シンガポールでアルファメチルスチレンの増産

2019年1月17日

 三井化学(東京都港区)は15日、シンガポール子会社のMitsui Phenols Singapore Pte. Ltd.がα-メチルスチレン(アルファメチルスチレン)の生産を開始すると発表した。

 α-メチルスチレンは、フェノールを生産する際に副生する芳香族化合物で、精製することにより樹脂や添加剤などの原料に使用される。需要は世界経済の成長を背景に堅調に伸びており、特にABS樹脂などの高機能化ニーズに対応する用途が拡大している。

 同社は日本において世界トップクラスの生産能力を有しており、今後シンガポールでも精製・生産することで、安定的なグローバル供給体制を構築する。生産設備の新設により、日本・シンガポール・中国の3国を拠点とし、フェノールチェーン事業の強化・拡充を進める。

■ 設備投資概要

会社名:Mitsui Phenols Singapore Pte. Ltd.
所在地:シンガポール ジュロン島内
生産品目:α-メチルスチレン
生産能力:20,000トン/年
完工予定:2020年5月

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