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アステラス製薬、富山に原薬製造施設/100億円投資

2020年1月20日

 アステラス製薬は17日、生産子会社であるアステラスファーマテックの富山技術センター内に、「プログラフ」(一般名:タクロリムス水和物)の新たな原薬製造施設として「第3発酵棟(仮称)」を建設すると発表した。

 「プログラフ」は、アステラス製薬が創製し、約100の国と地域で販売されている免疫抑制剤。臓器移植後の拒絶反応を抑制するための第一選択薬として世界の移植医療に貢献しており、2019年3月期のグローバル売上は1,957億円となっている。

 富山技術センターは現在、「プログラフ」の国内外向け原薬製造や製剤・包装を行っている。

 今回、「プログラフ」の今後の安定的な需要見込みや既存製造施設の状況等を踏まえ、これまでのノウハウをベースとした最新鋭の製造施設を建設することで、安定供給体制を構築する。

■ 新棟概要

所在地:富山県富山市興人町2-178(アステラスファーマテック 富山技術センター内)
投資額:約100億円
延床面積:約7,220㎡
構造:地上3階建て
事業内容:免疫抑制剤「プログラフ」の製造
着工予定:2020年4月
完成予定:2021年8月

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