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リコー、中国・広東省の新工場が稼働/複合機の量産

2020年6月24日

 リコーは23日、広東省東莞市に設立したオフィスプリンティング機器の生産会社「Ricoh Manufacturing (China) Ltd.」の新工場で複合機の量産を開始すると発表した。

 新工場は、IoTによる販売データ・製造データを活用し、ロボットや自動化設備を導入する。加えて、設備の保守予兆管理や作業者の動作分析による生産性向上、工程内データの傾向を分析し不具合を未然に防止するなど、稼働品質の向上を目指す。

 また、CO2削減に取り組むリコーグループの環境最先端工場として、太陽光発電設備や置換換気・空調システム、自然採光・自然換気などを積極的に採用し、21年3月末までに「Ricoh Asia Industry (Shenzhen) Ltd.」(RAI)や「Ricoh Components & Products (Shenzhen) Ltd.」(RCP)と比べCO2消費量を70%以上低減する。

 新工場の量産開始に伴い、2020年5月にRAIの生産を終了。RCPの生産は2020年冬に終了する予定。

 今後、デジタル技術を活用した次世代生産システム構築の加速を図り、アジア地域の集約量産拠点であるタイの「Ricoh Manufacturing (Thailand) Ltd.」と連携した主要複合機の並行生産を強化する。

■ 新工場概要

会社名:Ricoh Manufacturing (China) Ltd.
所在地:中国・広東省東莞市
事業内容:複合機の製造
本格稼働開始予定:2020年7月

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