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シミックCMO、静岡事業所で医薬品設備増設

2020年9月23日

 シミックCMOは18日、静岡事業所に医薬品の連続生産設備を導入すると発表した。

 連続生産は近年注目されている手法の1つであり、通常の医薬品で製造時(バッチ生産)に必要とされるスケールアップが不要なことや、稼働時間や処理速度を変えることによりロットサイズを臨機応変に変更することができ、開発から商用生産までの開発期間の短縮や開発コストの低減が可能となり、柔軟な生産管理が期待されている。

 一方、多くの製薬会社では、バイオ医薬品関連の創薬・開発・生産に注力する傾向にあり、低分子医薬品の開発や生産への投資は縮小されている。

 このような背景から、シミックCMOでは、低分子医薬品の開発や生産への需要が高まっている連続生産の設備を導入し、新たなサービスを展開していく。

■ 設備投資概要

所在地:静岡県島田市金谷東1-588(静岡事業所)
直打連続生産設備:連続混合・打錠システム「CRA-RIS SYSTEM」((株)菊水製作所)
湿式連続生産設備:湿式連続生産システム「Granuformer®」(フロイント産業(株))
本格稼働予定:2021年5月

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