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大山春雪さぶーる、鳥取県の大山工場が竣工

2022年7月14日

 エア・ウォーターは13日、グループ会社でハム・デリカ商品、総菜等を製造する大山春雪さぶーるが、鳥取県伯耆町に建設を進めていた新工場が完成し、竣工式を行ったと発表した。

 エア・ウォーターのアグリ&フーズ(農業・食品関連)事業は、野菜の調達・加工やハム・デリカ、冷凍食品、スイーツ、野菜・果実系飲料、青果小売など「食」に関わる多彩な事業を有している。

 ハム・デリカは生ハム、ベーコン、ソーセージなど高品質な畜肉製品を「春雪」「さぶーる」「サガミハム」「大山ハム」の複数ブランドで展開。ホテル・外食向けといった業務用のほか、ライフスタイルの変化や多様な食のニーズに対応し、総菜・市販用食品の強化に向けて、生産体制の再構築を進めている。

 今回、大山春雪さぶーる大山工場を新設し、伝統的な製造技術と最新設備を融合、熟成ハムや熟成ベーコンといった付加価値の高い製品の生産拠点とし、新たな家庭用向け製品の生産も強化する。加えて、併設する直売店では作りたての商品を販売する。

 また、既存の米子工場(鳥取県米子市)では生産能力を活かして業務用・家庭用製品の基幹工場と位置づけ、現有設備の更新も進めて生産性向上を図るとともに、新たに総菜事業を強化していく。

■ 新工場概要

名称:大山春雪さぶーる(株)大山工場
所在地:鳥取県西伯郡伯耆町須村1194番地
総工費:約26.5億円
総面積:17,826㎡
延床面積:3,031㎡
構造:鉄骨1階建て
生産品目:熟成ロースハム、熟成ベーコン
生産量:900トン(2022年度計画)、1,400トン(2024年度計画)
売上高:12億円(2022年度計画)、21億円(2024年度計画)
従業員数:24名(パート従業員4名を含む、2022年7月時点)
着工:2021年6月
竣工:2022年5月
操業開始:2022年7月11日(直売店は9月中旬オープン予定)

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