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ライオン、神奈川県小田原市に医薬品新工場/180億円投資

2022年12月1日

 ライオンは11月30日、小田原工場(神奈川県小田原市)敷地内に一般用医薬品の新工場を建設すると発表した。

 一般用医薬品市場は、人々の健康意識の高まりを背景に、市場は堅調に推移すると想定されている。特に、同社が「バファリン」シリーズを展開している解熱鎮痛薬市場は、新型コロナウイルス感染症により市場が拡大しており、今後もセルフメディケーションの広がりによって、さらなる成長が見込まれている。

 これら一般用医薬品分野で安定供給体制を確立するため、稼働から一定の年数が経過している現医薬品工場に代わる新工場を建設し、生産を移管することとした。

 今回建設する新工場は、生産工程における省力化を実現するとともに、投資判断ではICP(インターナルカーボンプライシング)を活用しており、CO2排出量を低減するなど環境にも配慮した設計となっている。

 同社グループは、今年からスタートした中期経営計画「Vision 2030 1st STAGE」では、成長戦略の1つとして「成長に向けた事業基盤への変革」を掲げ、生産インフラ等の強化に取り組んでいる。

■ 新工場概要

建設予定地:神奈川県小田原市田島100(小田原工場)
投資規模:約180億円
敷地面積:約4,800㎡
主要生産品:解熱鎮痛薬
着工予定:2023年3月
稼動開始予定:2025年中

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