ライオン、小田原の医薬品新工場が竣工
2025年5月1日
ライオンは4月25日、小田原工場内に建設していた医薬品新工場が竣工したと発表した。
新工場は、一般用医薬品市場の堅調な成長や現工場の老朽化対応を背景に安定供給体制を確立する目的で建設し、生産能力を従来の約1.4倍に増強する。原材料の搬送自動化や生産プロセスの効率化により、生産性を向上させる。
また、省エネ性能にも優れており、ライオンの工場として初めて「ZEB Ready」認証を取得。熱源にはガスボイラーではなくヒートポンプチラーを採用し、CO2排出量の低減にも寄与している。さらに、同工場は国際基準であるPIC/S GMPに対応した製造管理を導入し、今後の海外輸出拠点としての活用も見据えている。加えて、従業員の働きやすさに配慮し、コミュニケーションを促進するための休憩室も新設された。
■ 新工場概要
所在地:神奈川県小田原市田島100
生産能力:従来の約1.4倍
竣工式:2025年4月25日