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住江織物、メキシコ新工場が着工

2023年1月18日

 住江織物は13日、メキシコ子会社のSuminoe Textile de Mexico, S.A. de C.V(以下:STM)が自動車内装材向け合成皮革製造ライン新設のための用地を取得し、工場と倉庫機能を持つ新建屋の建設を開始したと発表した。

 住江織物グループの自動車内装事業は、天井材、シート表皮材、カーマット、フロアカーペットなど、足元から天井まで自動車内装材をトータルで供給できるのが最大の特長。また、日本国内だけではなく、米国、メキシコ、中国、タイ、インドネシア、インドの海外6ヵ国12拠点に製造・販売拠点を拡げ、世界最適供給体制を目指している。

 その一環として、2022年7月に、STMでの合成皮革製造ライン新設を決定した。北中米における合成皮革市場の拡大に対応するためには、より一層の生産性向上と効率化を図り、最適な作業環境の確保と整備が必要であることから、メキシコでの用地取得と新建屋を建設する。新設製造ラインでの合成皮革生産能力は、40万m/月を見込んでいる。

■ 新工場概要

所在地:メキシコ合衆国グアナフアト州イラプアト市カストロデルリオ工業団地内
投資額:約30億円(土地、建屋建設、加工設備を含む)
敷地面積:約47,000㎡
延床面積:約15,000㎡
事業内容:合成皮革の製造
生産能力:40万m/月
完成予定:2023年11月
先行生産:2023年12月
量産開始:2024年6月

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